学校の出来事

8月26日(金)2学期が始まりました

 新型コロナウイルスの影響により、8月26日(金)始業式が、校内放送を通じて行われ、校長先生から次のようなお話がありました。

「今日から2学期が始まりました。

 新型コロナウイルスの影響が深刻な状況下での2学期の始まりです。これまで以上に感染症対策を徹底し、「うつらない、うつさない」生活を心がけていきましょう。

今年も残り4ヶ月。まもなく就職試験に臨む皆さん、科学技術高校で学んできたことを自信に、筆記や面接で存分に実力を発揮してください。また、進学を目指す皆さん、総合型選抜や学校推薦型選抜がすぐそこまで迫ってきています。それぞれ自分の道を切り開いていってください。1・2年生の皆さんは、3年生の姿をみて、それぞれ2年後・1年後の自分をイメージしながら、有意義な高校生活にしてください。

また、今月3日と4日には、中学生一日体験入学を実施しました。伊豆半島の先端から愛知県との境、他県からも、105校の中学から中学生と保護者の皆様あわせて約2,200人の方々が、参加してくださいました。あと7ヶ月余りで後輩たちが入学してきます。「初心忘るべからず」、本校の生徒になることを目指していたあの頃の気持ちを思い起こしてみましょう。

 

さて、2学期のはじめにあたり、

「 Don't let other people decide what you can do!

  ~ 人に自分の可能性を決めさせない ~ 」という話を紹介したいと思います。

 

8月10日、本校イングリッシュ・サマー・キャンプの事前研修において、アメリカ・ワシントン州在住の前田伸二さんとのオンラインセッションを行いました。

前田伸二さんは、北海道出身の方で、現在、ボーイング社の操縦席エンジニア、飛行教官、NPO団体の代表として活動されていらっしゃいます。

18歳の時に交通事故に遭い、脳挫傷のダメージを受けて生死の渕をさまよい、九死に一生を得ましたが、片方の目の視力を失いました。

日本では、障害者はパイロットになれない、仕事にも就くことができないと言われ、ハンディキャップがあることでの差別を経験されました。

しかし、アメリカにある大学の教授と出会い、片目が見えなくてもパイロットになっている人がいることを教えてもらい、目が見えないからパイロットになれないという先入観は間違っていることを知ります。

この経験から、正しい情報をもつことの大切さ、何をしたいのかわかっているのに、挑戦しないことがいかに不幸であるかを学んだそうです。

前田さん自身の体験から語られる言葉から、サマーキャンプに参加した生徒たちは、「今までの常識を疑うこと、先入観をもたないこと」などのメッセージを受け取りました。

そして、なぜ学校(社会)に行くのかという問いかけに、「『親友』をつくるため」と「『師』と出会うため」という、人との出会いを教えてくださいました。

最終的に前田さんが夢を実現するにあたって、「存在してくれるだけで十分」と寄り添ってくれた友人、「お前の挑戦はまだ始まっていない」と目を覚まさせてくれた先生の存在が非常に大きかったと話されていました。

そして、「大切な人(家族)にもっと話をしよう」と語りかけてくれました。大切なその人たちは、自分を支えてくれる人たちです。自分がどんな思いをもち、またどのように目標に向かっているのかきちんと話し合うことの大切さを教えてくれました。前田さんにとって、大切な家族・お父様が理解を示してくれたことが、今のエンジニア、飛行教官、講演活動に活きているそうです。

最後に、"Don't let other people decide what you can do!" (人に自分の可能性を決めさせない。)というメッセージをくださいました。

 

参加した生徒たちのレポートに書かれていた言葉の一部を紹介したいと思います。

・将来の夢をかなえるために、積極的に挑戦していく気持ちになれた。

・女性だから、ハンディキャップがあるから、〇〇だからとあきらめるのではなく、まず何かやってみる、またそれを実際に口に出して言ってみる。そうすることで、様々な人からアドバイスや助けが得られ、道が開かれていくことがわかった。

・自分のやりたいことをやるために、目の前の課題からも逃げずに解決していきたい。

・勉強もしない、部活も頑張らない、何もしないで夢ばかりをみているのではなく、苦手な課題にも向き合っていきたいと考えられるようになった。

・まだ1年生で、将来の夢が決まっていなくて不安に感じていたけれど、自分の可能性を広げるために積極的に行動していくことで見いだせると思えるようになった。

・2、3年生は、進路は決めているけれど、本当にそれで良いのか不安に感じていて、でも、今日の前田さんの話を聞いて、迷ってなんかいられない、夢を着実にするよう取り組んでいきたい!

・将来、自分が若い人たちに夢や希望を与えられるような大人になりたい。

 

「人に自分の可能性を決めさせない」ことの重要性とともに、

「自分で自分の可能性を決めつけない」ことがもっと大事だと思いました。

 

2学期も「微差は大差」の心構えで、まずは自分のできることから、本気で行動してみよう。きっと「未見の我」が見えてくる。

以上で、講話とさせていただきます。」

 始業式に続き、2学期が始まるのにあたり、教務課と生徒課から諸連絡がありました。
 
 2学期は約4か月と長く、大切な行事も予定されています。新型コロナウイルス対策を意識した行動を心がけましょう。

★令和4年度イングリッシュ・サマーキャンプを行っています★

 令和4年度イングリッシュ・サマーキャンプが8/22月~8/24水・本校を会場に、ネイティブスピーカーを招いて行われています。
 

 もともとは同窓会・後援会の支援を得て、台湾・シンガポールなど海外研修を行ってきましたが、「コロナ元年」である一昨年は中止、昨年は当初から海外研修を中止して、掛川市のつま恋虹の郷で2泊3日のイングリッシュキャンプを行う予定でしたが、直前になって宿泊なし・本校での3日間の研修に変更、今年度は年度当初から校内研修として計画、募集を行いました。来年度以降、コロナの様子を見ながら海外研修が行えるかどうか検討をしていく予定です。

 この研修には1年生から3年生の理数科・工業科の生徒30名が参加、8/10に行われた事前研修を経て、キャンプに臨んでいます。

  

 ネイティブ講師1名(プラス日本人の英語教員)に対し、生徒は15名程度なので英会話をするには最適なクラスサイズと言えます。また、原則オールイングリッシュでレクチャーは行われますので、生徒は普段体験できない英語のシャワーを浴びています。その中でもネイティブが発するオーセンティックな外国語を聞くことは貴重な体験となります。また語学だけではなく、異文化理解という点でも勉強になる実り多い研修になると確信しています。

 私がお邪魔した時には、「プレゼンテーション スキル」の講義の一環として、ディスカッショントピックを選び、自分の意見やその理由、結論を順序だてて英文で組み立てて、それをみんなの前で発表する、という活動をしていました。

 当日は「A place in Japan you recommend」(あなたが推薦する日本の訪れるべき場所)と銘打って、名所とその場所の付帯的な説明、その名所を薦める理由、まとめなどをネイティブや本校研修課職員の指導のもとに下書きし、助言に従って自分で添削をしながらまとめ上げ、発表していました。沖縄、京都、北海道、そして我々の静岡県を取り上げる生徒も多く、多種多様な理由が英語で飛び交っていました。 

 10/29土の文化祭で、研修の成果を展示発表する予定です。

 なお、このイングリッシュキャンプは新型コロナウイルス感染症対策を十分に講じながら、事前の体調チェック・キャンプ中の体調管理の確認等を十分行って3日間生徒・講師の健康と安全を第一に考えて実施させていただきます。御理解お願いします。
 
 

★清水・静岡地区公立高校合同説明会に参加しました★

 本校は8月19日(金)に静岡市駿河区「ツインメッセ静岡」で開催された「令和4年度 清水・静岡地区公立高校合同説明会」に参加してきました。


 この説明会は地区公立高校校長会が主催するもので、清水・静岡地区では令和2年度に第1回が開催され、昨年度は直前になって中止、今年度は2年ぶり2度目の開催となりました。


 
 当日学校行事がある高校以外、静岡市内のすべての公立高校が参加しました。

 本校からは勝又副校長・石川教務課長・中島総務課長・8学科の学科長で参加しました。全体を三部制として、事前予約制、主にブースを設けての個別相談に応じました。
 

 質問内容としては各学科の特色や将来の進路先、制服の特色、入学時にかかる費用、定時制について、など多岐にわたる質問が多く寄せられました。


 
 たくさんの方が予約をしていただき、相談に見えてくださいましたが、限られた時間の中で十分な回答が出来ず申し訳ありませんでした。また、待ち時間が長くなってしまい、学校案内パンフレットを差し上げるだけになってしまった参加者の方にも深くお詫び申し上げます。
 11月19日(土)に本校でオープンスクールが行われますので、詳細はこのホームページを参考にしてください。
 来場して下さった皆様、ありがとうございました。

★令和4年度秋季高校野球中部大会に出場しました★

 本校野球部が8月20日(土)に静岡県営草薙球場で行われた、令和4年度秋季高校野球大会中部予選に出場しました。

 新チームになって1か月弱、日々練習に精進を重ねて臨んだ試合でした。県立島田高校と対戦、序盤からリードを奪われる苦しい展開、終盤怒涛の追い上げを見せましたがあと一歩及ばず、1点差で惜敗してしまいました。

 残念な結果となりましたが、次の目標に向かってさらに連勝に励んでほしいと思っています。応援ありがとうございました。

 中部予選1回戦 本校 6ー7 島田高校

★ロボット工学科が中学生対象に「ロボット調査隊」を実施しました★

未来の科学者『ロボット調査隊』Part19

 8月5日(金)、本校ロボット工学科は中学生を対象に「未来の科学者『ロボット調査隊』」を開催し、9名の中学生の参加がありました。

 最初に、ロボット工学科の学科長から本校とロボット工学科の概要説明、そのあとに施設や設備の紹介がありました。

 午前中の作業は、ギヤボックスの組立、制御基板・モータ配線のはんだ付け、ロボット組立を行いました。

 午後は、プログラミングを行いました。今回プログラムを、アセンブリ言語でつくり、コンピュータの理解できる機械語に変換し、ロボットに転送し動作を確認しました。その後、課題と自由課題の二種類にチャレンジし、しっかりと動かすことができました。

 最後に、自宅でもロボットを操作できるように、ロボット研究部の生徒が作った赤外線リモコンを使って動作を確認し、持ち帰ってもらいました。

 参加してくださった中学生の皆様、お手伝いいただいたロボット工学科およびロボット研究部の皆様、ありがとうございました。

★電子工学科がマイコンカーものづくり講習会を開催しました★

 2日間の中学生1日体験入学の熱気が冷めやらない中、本校電子工学科は8月5日(金)、マイコンカーものづくり講習会を開催しました。

 事前応募で申し込みのあった小・中学生とその保護者の方々が、マイコンカーづくりに挑戦しました。

 本校電子工学科の生徒たちがマンツーマンでお手伝いし、車体の組み立てやプログラミングを行いました。

各自完成したマイコンカーを走らせ、その走りを競いあいました。黒いラインをトレースしながら高速で走るマイコンカーに満足な様子でした。「とても楽しかった。マイコンに興味を持った。」「夏休みのよい思い出がつくれた。」などの感想を話してくれました。

 本校電子工学科は今年度末で閉科となり、在校生も3年生40名のみとなりました。来年度以降の実施は今のところ未定ですが、後継の電子物質工学科の中で是非とも継続していただきたい事業だと確信しました。



 参加者の皆様、お手伝いの生徒の皆様、ありがとうございました。 

中学生一日体験入学が行われました

 8月3日(水)、4日(木)の二日間、令和4年度中学生一日体験入学が行われ、残暑厳しい中、約2000名の中学校3年生と保護者の方々が来校して下さり、事前に指定した午前午後各2グループずつの4グループに別れ、体験入学が行われました。 

 体験入学の内容は、例年同様全体説明会と工業科の施設見学が行われました。
 全体説明会では、副校長先生から、本校の歴史、特徴、進路実績、授業内容、行事等の学校生活等について説明が行われました。

 工業科の施設見学はグループを7つの班に分け、実習棟の各科の実習室等で9分ずつ各科の説明が行われました。


 また各グループ終了後、理数科の紹介が希望者に対し行われました。

 参加いただきました皆様には、蒸し暑さの中ご来校いただき、またコロナ感染防止対策等本行事へのご協力いただきましたこと、誠にありがとうございました。

★2年生・インターンシップ報告会を行いました★

 令和4年7月29日(金)に、7月26日(火)から28日(木)までの3日間実施された「インターンシップ現地研修」の事後学習および成果報告会が行われました。

 事後学習は、「事前学習で設定した目標を、インターンシップを通して学び、事後学習における振り返りにより、今後身に付けるべき能力・具体的行動計画を設定すること」をねらいとしています。
 午前中は、現地研修の振り返りを行い、気づき、学んだこと、エピソード等をグループワークで話し合い、成果報告会に向けて内容をまとめました。

 

                                    
 午後は、受け入れ企業の方々をご招待し、各部屋に分かれて成果報告会を行ないました。午前中にまとめた資料を5分間で発表し、受け入れ企業の方からのコメントもいただきました。多くの企業様が来校してくださり、最後までご指導・ご支援いただいたことに心から感謝申し上げます。
 最後にまとめ学習を行い、今後の目標設定をして終了しました。

 


 3日間の短いインターンシップでしたが、現場での作業や社員の方々との交流を通し多くのことを学び、進路を考えるにあたり貴重な経験となったことと思います。学んだことを今後の生活に活かし、設定した目標を達成できるようにしてほしいと思います。

 

第17回若年者ものづくり競技大会報告

 7月27、28日に愛知県小牧市の中部職業能力開発促進センター(ポリテクセンター中部)にて開催された第17回若年者ものづくり競技大会フライス盤競技が開催されました。メイン会場は広島県内で開催され、科学技術高校から5職種に選出されています。

 フライス盤競技では、機械工学科3年生向笠裕哉さんが2年連続静岡県代表として選出されました。フライス盤競技は全国から28名のエントリーがあり、4グループ編成で競技が行われました。
 科学技術高校は最終日程のDグループとなり、初日27日は午後からDグループの試し削り、練習会で28日午前中に競技となります。

 開会式の様子

 

 競技作品

 

競技の様子

 

 グループ3番手で課題提出

 標準時間3時間、打ち切り時間3時間30分で、科学技術高校の選手は無事作品を仕上げることができました。今回の課題は昨年より難易度が上がり、作業工程を何度も考え直し練習した成果が本番でできました。

 7月29日夕方に公式ホームページに大会結果が公表されました。フライス盤競技の部で敢闘賞を受けることになりました。
 選手の3年間の地道な努力が発揮でき良い経験ができました。

ビジネスマナー講座を実施しました

 7月25日(月)の午前、2年生のインターンシップを希望する生徒を対象に、ビジネスマナー講座を実施しました。
 本校では、夏期休業中、工業科2年生を対象に、インターンシップを実施しています。企業や官公庁の事業所で短期間の就業体験を行います。その事前指導として、外部講師にフリーアナウンサーの小沼みのり様と協働ファシリテーターの池ヶ谷裕太様をお招きし、静岡市役所労政課・静岡商工会議所・しずおか教育ネットの主催で講座を実施しました。
 講座では、社会人としての心構え、マナーとルール、表情の大切さ、挨拶の仕方、電話のかけ方など、多くのことを実践を交えて学ぶことができました。

 

★野球部、健闘及ばず2回戦敗退★全国選手権大会県予選★

 第104回全国高校野球選手権大会静岡県予選2回戦が7月18日(月・祝)に県営草薙球場にて行われ、本校は富士宮東高校と対戦しました。立ち上がりから相手の猛攻に遭い、また相手当初の好投により苦戦を強いられました。相手にはプロ注目の選手もいて、本校はなかなか好機を生かすことが出来ませんでした。8回はツーアウトながら満塁と一打同点のチャンスを作りましたが、あと一歩及ばず1ー5で惜敗してしまいました。

 選手たちは悔しさをにじませていましたが、最後まで果敢に立ち向かう姿は見ている者の心を打ちました。来月始まる秋季大会に向けて練習に精進して欲しいです。

 応援指導部・生徒会・吹奏楽部の皆様、そしてPTA・後援会・同窓会の皆様も応援ありがとうございました。

※掲載が遅くなり申し訳ありませんでした。

壮行会が行われました

 7月22日(金)終業式の後、壮行会が行われました。

 ウエイトリフティング部・自然科学部・体操部・及び 若年者ものづくり競技大会参加者の壮行会が行われました。以下に選手の抱負と詳細を掲載します。また、生徒会長と校長先生からそれぞれ激励の言葉をいただきました。

 

ウエイトリフティング部 青島さん

 5月に行われた県大会において、東海総体や、全国総体に出場することができる成績を残しました。その結果、8月に愛媛県で行われる、第69回 全国高等学校総合体育大会ウエイトリフティング競技大会に出場が決まりました。

「今日は、このような場を設けてくださり、ありがとうございますウエイトリフティングは、スナッチと、C&Jという2つの方法で、バーベルを持ち上げ、その合計の重さを競い合う競技です。体重により階級があり、私は61キロ級の全国基準の記録を突破し、インターハイへの出場を決めることができました。大会では、今まで支えてくださった先生方や、仲間のためにも、全力で頑張りたいと思います。皆さん、応援よろしくお願いします。」

 

自然科学部 平井さん、松下さん

 昨年の11月に行われた、静岡県 生徒 理科 研究発表会で、「第46回 全国高等学校 総合文化祭 とうきょう総合文化祭2022 自然科学部門 研究発表 物理部門」に出場が決まりました。

「私たちは「オランダの涙」の研究をしており、この度、東京富士大学で行われる、全国高総文祭の、研究発表 物理部門に出場することになりました。今回はこのような場を設けてくださり、ありがとうございます。「オランダの涙」とは、ガラスを加熱し、水に落として急冷しても割れなかった、涙型のガラスのことです。このガラスは、とても硬い一方で、とてももろいという 不思議な性質があります。研究活動は、平井と松下の2人でおこなっています。研究の人手が足りなかったり、まとめることが難しかったりと、困難もありましたが、他の部員や、先生方の手助けのおかげで、充実した研究にすることができました。この研究成果を十分に発揮し、よい結果を残せるよう、頑張ります。」

 

第17回 若年者ものづくり競技大会 全国大会

機械製図CAD部門       :大塩さん

旋盤部門            :伊藤さん

フライス盤部門         :向笠さん

木材加工部門          :齋藤さん

ITネットワークシステム管理部門:鈴木さん

 7月に、広島県・愛知県でおこなわれる、第17回 若年者ものづくり競技大会の 全国大会への出場が決まりました。

「私たちは、7月27・28日に行われる、第17回若年者ものづくり競技大会に出場します。この大会には、いくつかの部門があり、私はフライス盤部門に出場します。この部門では、フライス盤という、金属を削って加工できる機械を使用して、競技時間内に、課題をどれだけ高い精度でつくることができるかを競い合います。課題の精度には百分の1ミリ単位まで求められるので、作業中は千分の1ミリ単位を使って製作します。フライス盤の大変なところは、高い精度の作品を素早く作らなければならないところです。最初は競技時間を1時間以上もこえてしまいましたが、何度も加工の手順や方法を変えて練習したことで、時間内につくることができるようになりました。私たちは今まで、大会に向けて多くの練習を重ねてきました。大会では、その成果を発揮し、悔いの残らないよう全力を尽くして頑張ります。」

 

体操部 鈴木さん

 5月に行われた、静岡県トランポリン競技選手権大会において5位に入賞しました。その結果、8月に石川県で行われる、第47回 全国高等学校 トランポリン競技 選手権大会、個人競技への出場が決まりました。

 

「トランポリン競技は、10種類の技を連続しておこない、技のきれいさ、難しさ、高さ、どれだけ台の中央で跳べたかの、合計点で競います。途中で止まってしまったり、台以外のところにふれてしまったりすると、その時点で演技中断となってしまいます。5月の県大会では、あまり良い演技ができませんでしたが、8月の高校選手権では、練習の成果を発揮し、自分が納得できる演技をおこない、自己ベスト更新を目標に、頑張ります。」

 

ウエイトリフティング部 磯邉さん

 6月に愛知県で行われた、高等学校 総合体育大会ウエイトリフティング競技61キロ級において10位になりました。磯邉さんの健闘をたたえ、みなさんの拍手をお願いします。

 

陸上部 櫟原さん

6月に岐阜県で行われた、第69回 東海 高等学校 総合体育大会 陸上競技 男子砲丸投げ に出場しました。

 

水泳部 200メートル自由形、400メートル自由形 大塩さん

100メートル背泳ぎ 壬生さん

 6月に富士市で行われた第70回 静岡県 高等学校 総合体育大会 水泳競技で優秀な成績を収めました。その結果、7月に愛知県で行われる、第69回 東海 高等学校 総合体育大会 水泳競技への出場が決まりました。

 

中澤さん

 4月に県武道館で行われた、第70回 静岡県 高等学校 総合体育大会 なぎなた競技 男子 個人試合で優勝しました。その結果、6月に愛知県で行われた、第69回 東海 高等学校 総合体育大会 なぎなた競技 男子 個人試合に出場しました。

 

高校生ものづくりコンテスト 東海大会

旋盤部門   :平井さん

木材加工部門 :入江さん

化学分析部門 :安井さん

 今年行われた、第10回静岡県 ものづくり競技大会 総合の部 高校生の部に、本校から多数の生徒が参加し、上位入賞の成績を収め、高校生ものづくりコンテスト東海大会への出場が決まりました。8月に愛知県・岐阜県で行われる東海大会に、出場します。

 

1学期終業式が行われました

7月22日(金)に1学期終業式が行われました。コロナウイルス感染防止のため、校内放送にて行いました。はじめに、校長先生から以下のようなお話がありました。

 

「1学期の終わりにあたり、お話をさせてもらいます。

コロナの影響が心配な状況で始まる今年の夏休み、みなさんはどんな過ごし方を考えていますか?感染症に注意を払いながらも、補講や部活、進路実現に向けて、インターンシップやオープンキャンパスへの参加等、ボランティア活動への参加など、それぞれ予定を立てていることと思います。


さて、1学期のはじめ、始業式で私がみなさんにお話ししたことを覚えてくれていますか?

「未見の我」を見つけよう!というものです。

少しその内容を振り返ってみましょう。


「未だ、見たことのなかった自分を目指しなさい。心は熱く、一生に一度くらい、本気でやってみなさい。必ず達成します。 運命をつくりなさい。」 これは吉田松陰の言葉だと言われています。

人は誰でも、自分の中に自分の知らないすばらしい自分が眠っている。しかし、人は皆、自分の中にある能力のほとんどを使わずに、まして気付くことさえないままに、その人生を終えてしまうのだそうです。

「未見の我」に気付くためには、自分自身を深く見つめ直し、外部の刺激に触れ、何かに本気に取り組むことが大切です。本気に取り組む時だけ、内に眠っている才能が発揮されます。その結果が成功であれ、失敗であれ、未だ見ぬ自分に出会えた時に、人は感動し、成長した自分に気づくはずです。いろんな分野で活躍されていらっしゃる方々がいますが、そのきっかけのほとんどが、「未見の我」との出会いにあります。

そうした「未見の我」と出会うために、おすすめしたいのが、「『微差』は『大差』」の実践です。「自分の周りをいつもきれいにする」「人にはいつも笑顔で接する」「常に前向きな言葉を使う」「自分のやることに少しのこだわりを持つ」等々、ひとつひとつはどれも難しいことではないし、誰にもできることです。こうした「微差」を積み上げていくと、やがて大きな成果を生み出すことになります。

いきなり最初から大きなことを成し遂げようとしなくとも、まず、こつこつと、自分にできる「微差」を積み上げていきましょう。毎日ワクワクしながら、充実した高校時代を送り、それぞれが「未見の我」との出会いを楽しみに挑戦していってほしいと願います。


私自身も、この「微差」を実践していきたいと思い、これだけはやろうと心に決めているものが2つありますので、紹介したいとおもいます。

ひとつは、毎朝、掃除すること。もうひとつは、時間の許す限り、授業や部活動など、校内を見て回ることです。教室へふいに現れて、驚かせてしまったひともいたかもしれません。科学技術高校は、ほかの学校ではみられない、専門的な実験や実習の授業が、毎日行われています。座学でも、興味深い授業が展開されています。

みなさんが、一生懸命取り組んでいる様子を写真に撮らせてもらいました。ちなみに、4月から撮った写真の枚数をみたら、すでに1万枚を超えていました。

最近では、私が近寄っていくと、「今、こういうことをやっているところです」と小声で説明してくれたりして、本当にうれしく思っています。本校の学校HPに「校長ブログ」を開設してもらい、ほぼ毎日記事をアップしています。ぜひのぞいてみてください。これからも、こうした「微差」を積み重ねていきたいと思います。


これからはじまる夏休み、長い長い休みが続くような気がしますが、じつは時間は限られています。ある本に書かれていた言葉を、最後に紹介します。

「私たち人間は、お金持ちでも貧しくても、自分の人生の持ち時間が有限であることに変わりありません。何かに時間を割くことは、別のことに割けた時間を失うことを意味します。自分の人生における優先順位を決めて、そこから演繹的に行動を引き下ろしていけば、決断が一貫します。」

みなさんとともに、「微差」を積み重ね、「未見の我」と出会えることを期待して、1学期終業式の講話とさせていただきます。」

  

 続いて夏休みの過ごし方について、教務課と生徒課より注意事項がありました。

【教務課】

・8月26日(金)より2学期をスタートします。

・長期休暇により人の流れが多くなることが予想されるので、健康に気を付けて行動してください。

・今後コロナウイルスの関係で増加することが想定されます。時間数によっては単位認定に影響するため、常日頃から感染対策に心がけが一層必要と考えられます。

・明日から長いようであっという間、夏季休業が始まります。常日頃から活用している手帳に予定を立てて、計画的に過ごして、行くようにしてください。

【生徒課】

・3年生は進路の関係で県外に移動することがあると思うので、しっかり対策するようにしてください。

・マスクの着用、三密の回避、社会的距離、手洗いうがいなど基本的なコロナウイルス対策を徹底してください。公共交通機関使用の際は必ずマスクをし、県外移動に関しては県の基準を確認してください。

・誹謗中傷やいじめにつながるような言動、モラルに反した書き込みや投稿など絶対ないようにしてください。

・交通マナーに関して、イヤホンをつけながら自転車に乗らないようにしてください。また、交差点での安全確認を必ず行うようにしてください。

・バイクに関して、4ない(免許を取らない・買わない・乗らない・乗せてもらわない)を守ってください。

・身だしなみについて、部活で指示がない限り登校の際は制服で来るようにしてください。また、頭髪に関して2学期すぐに検査があります。

群馬大学の説明会が開催されました

 7月21日(木)の放課後、群馬大学の大学説明会が開催されました。群馬大学は共同教育学部、医学部、情報学部、理工学部、社会情報学部の5つの学部からなる総合大学です。理工学部は「物質・環境類」「電子・機械類」があります。

 生徒たちは理学と工学の違いや研究についての説明を興味深く聞いていました。

三明機工株式会社による出張授業が行われました

 7月21日(木)の2~3時限目、ロボット工学科1年生を対象に三明機工株式会社による産業用ロボット利用の出張授業が行われました。

 「ロボット SIer と産業用ロボットの技術」をテーマに、実際に産業用ロボットの操縦体験を行ったり、VR技術を利用した工場生産システム設計について学習しました。

中学生一日体験入学の誘導ルート確認指導が行われました

 8月3日(水)・4日(木)に行われる「中学生一日体験入学」における誘導や運営を手伝ってくれる在校生を集めて、当日の打ち合わせおよび誘導ルートの確認を行いました。今年度は2日間に分けて実施、3日は静岡市葵区・清水区、4日は静岡市駿河区・静岡市外となっています。
   
 当日在校生の補助生徒は事前に募集を行い、有志で志願してくれた生徒約120名が誘導に携わってくれます。当日の集合時間や工業科実習棟での誘導ルートの確認、雨天時の対応、そして終了後のアンケート集計の説明を行いました。
   
 当日手伝ってくださる在校生も1年前、2年前には中学生として本校の体験入学に参加してくれた生徒がほとんどである、と聞きました。昔のことを思い出しながら、当日頑張って手伝って欲しいです。この他にも500名の生徒が工業科実習、学校生活の様子披露、自転車置き場への案内、理数科説明会等で手伝ってくれます。
 
 感染症及び熱中症には十分に気を付けながら当日の運営を行っていきたいと思います。
 当日は保護者の方々に工業科施設見学を一緒にして頂けないのはまことに心苦しいですが、御理解お願いしたく思います。当日参加の皆様も、感染症及び熱中症対策を十分に施してのご参加、よろしくお願いいたします。
 (マスクの着用および雑談等の自粛等、ご協力よろしくお願いします)
 
 何か質問等ありましたら、科学技術高校・総務課・中島までご連絡下さい。電話番号 054-267-1100 

★令和4年度・若年者ものづくり競技大会の壮行会が行われました★

 7/27,28に広島県広島市で開催される(フライス盤のみ愛知県小牧市)令和4年度第17回若年者ものづくり競技大会に出場する選手の壮行会が、7/15(金)午後、静岡県庁で行われ、本校の5名も参加しました。


 本校からは、

旋盤部門           伊藤選手(機械工学科3年)
フライス盤部門        向笠選手(機械工学科3年)
機械加工CAD部門      大塩選手(ロボット工学科3年)
ITネットワークシステム管理部門     鈴木選手(情報システム科2年)
木材加工部門         齋藤選手(建築デザイン科1年)

 の5選手が出場します。壮行会では県知事部局の経済産業部長、県教委の高校教育課長をお迎えして、激励の言葉をいただきました。


 代表あいさつをした、県立工科短期大学校静岡キャンバス1年生の平林選手は令和3年度の本校機械工学科卒業生です。立派な挨拶をしてくれました。選手たちの健闘を心より祈っています。

 なお、本校での壮行会は22日・終業式後に行います。


静岡新聞掲載記事

北見工業大学の説明会が開催されました

 7月19日(火)の放課後、北見工業大学の大学説明会が開催されました。大学説明の前に「光ファイバ通信の仕組みー原理から最新技術までー」をテーマに講義が行われました。

 光ファイバの仕組みや光ファイバ通信の基本原理、さらには最新技術について、パワーポイントや動画、実物の観覧や実験を交え、分かりやすく解説していただきました。

岩手大学の説明会が開催されました

 7月14日(木)の放課後、岩手大学の大学説明会が行われました。岩手大学は人文社会学部、教育学部、理工学部、農学部の4つの学部からなる総合大学です。特に農学部は日本の大学の中では大きな規模を持ち、農林生産、環境、食品、動物医療 という幅広い分野を持つことが特色です。また、理工学部は「化学・生命理工学科」「物理・材料理工学科」「システム創成工学科」があります。

 大学進学を考えている生徒たちは真剣に話を聞いていました。

電子物質工学科2年生を対象に出張授業が行われました

 7月12日(火)電子物質工学科2年生を対象に、静岡大学工学部 電子物質科学科 坂元 尚紀 准教授による「電子デバイスと化学の融合が生む新たな科学技術を目指して」をテーマに、出張授業が行われました。
 本題に入る前に、工学とはどんな学問か、何について学ぶのか、工学の研究対象の説明、また静岡大学工学部で行っている研究内容について紹介いただきました。
 先生の研究内容の講義では、研究成果やその社会的意義についてお話しいただきました。お話は非常に専門性が高く高校2年生が理解するのはなかなか難しい内容でしたが、目的に一歩一歩近づけていくプロセスや研究成果の応用の可能性については理解できたと思います。
 今回の研究の進め方についてのお話は、他分野にも共通している内容であり、進学を考えている生徒には、大学で行われている研究の一端を知るよい機会だったと思います。