令和3年度 着任式・始業式が行われました

 4月6日(火)令和3年度 着任式・始業式が事前に撮影した映像配信にて行われました。
 着任式では、着任された22名の職員について、校長先生から一人一人紹介いただきました。
 引き続き始業式では、校長先生から次のような式辞をいただきました。
 『令和2年度第3学期の終業式では、持続可能な開発目標(SDGs)を踏まえ、三つの課題、「地球温暖化」、「人口爆発と食糧」、「プラスチックス汚染」について話をしました。そのうえで、年度が替わる春休みに、持続可能な社会を支える市民としてまた、未来の科学者・技術者として、これらのことについて、自分はどう思うかまた、何ができるかなど考えていただきたいと話をしました。実はこれらのことはとりたてて特別なことではなく、私たちの日常の生活においても、すでにレジ袋の有料化については、「便利さ求めるか」「環境への負荷を減らすか」という事を、また食品ロスという言葉については、ずいぶん前から日本には、元々「もったいない」とか、「いただきます」の言葉に表れているように自然の恵みに感謝し無駄にしないという文化がありました。
 持続可能な開発目標の達成に向けて、皆さんが今学んでいる知識や技術を、社会に還元することはできないでしょうか?二つの例を紹介します。一目は、この3月の情報システム科の卒業生が、明日の食料にも事欠いている方々が増えている現実と、食品ロスという矛盾したニつの課題に取り組んでいるNPO法人のホームページを、課題研究を通じて一新したこと。ニつ目は都市基盤工学科と放送映像研究部が静岡市水道局の依頼で、災害用貯水槽の操作方法動画を作成した取組があります。
 皆さんが学習や部活動の延長上で、地域の課題を解決したり、SDGsに取り組む人々を支援したりする事は、皆さんが既に社会の担い手になっていることをあらためて自覚しますし、学ぶこと・探究することの意欲に繋がるのではないでしょうか?今年度も工業科3年生や理数科2年生で履修する課題研究に期待しています。
 コロナウイルス感染拡大防止については、皆さん一人一人に引き続き感染防止への協力をお願いします。今年度も教育活動の一部に、制約を受けることになることが予想されます。そのような状況でも、与えられた環境の中で精一杯、がんばりましょう。』

 最後に生徒課と教務課から諸連絡として次のような話があり、始業式が終了しました。
 生徒課:コロナウイルス感染対策(マスク着用・消毒・3密の回避・大声を出さない等)の徹          
     底。礼儀正しく挨拶をしっかりする。社会の一員学校の生徒としてルールを守る
     こと。スマートフォンの使用にあたっては、学校のルールを守ること。通学時交
     通安全に細心の注意を払うこと。
 教務課:高校での勉強の目標は、中学校や今までの生活の中での点の知識や経験を線で結
     んでいくこと、それをどれだけ太くしていくかである。学校の生徒であるだけで
     なく、社会に参加する意識を含め、自ら知識の向上に努めること。授業の開始に
     当たり、健康を維持し学校生活に支障がないよう心掛けること。