校長より

令和4年度「蒼穹祭」特別企画 「よみがえる 清水工業高校のピアノ 復活セレモニー」

「蒼穹祭」のオープニングセレモニーに続いて、「よみがえる 清水工業高校のピアノ 復活セレモニー」を行いました。同窓会の皆様にお集まりいただき、盛大に祝うことができました。

校長あいさつでは、このピアノの復活の経緯について説明し、伝統を受け継ぎ、さらに発展させていく決意を述べさせていただきました。続いて、本校生徒により、静岡工業高校、清水工業高校、科学技術高校の校歌が演奏されました。

・静岡工業高校(鈴木さん(情報システム科1年)、大村さん(電子工学科3年))
・清水工業高校(井口さん(電気工学科2年)
・科学技術高校(大村さん(電子工学科3年)、鈴木さん(情報システム科1年))
演奏の後、竹中 同窓会長様にごあいさついただきました。

【校長あいさつ(要旨)】

「今年の春、学校HPの校長ブログで紹介する写真を撮影しながら校内を回っていたところ、中庭メディアコートにピアノの演奏の音が聞こえてきました。教室棟2階の音楽室に行くと、生徒たちが気持ちよさそうに、活き活きとピアノを弾いていました。音楽の佐藤圭子先生もいらっしゃって、「科学技術高校には、いろんな才能を持っている生徒たちが在籍していますよ」というような会話を交わしました。その際、このアップライトピアノについて、固定されて転倒の危険性があること、また、弦が2本切れていて使えないでいることなどを聞きました。側面に貼られた備品のシールをみて、旧清水工業高校から再編統合の際に運び込まれたものであることを知りました。

 このピアノを移設して、安全な状態にして皆が弾けるようにしたら、音楽があふれる素敵な学校になると直感しました。また、同窓生のみなさんにとって、ピアノの音色がよみがえり、懐かしい校歌を奏でたら、なんと素晴らしいことでしょう。すぐに同窓会役員の方々に相談したところ、快諾をいただき、こうして本日のセレモニーをむかえることができました。

このあと、清水・静岡の両工業高校、そして科学技術高校の校歌が演奏されます。ぜひ懐かしい歌詞をくちずさみ、お楽しみください。このピアノの復活がきっかけとなり、母校を訪ねていただき、科学技術高校、後輩たちを応援し、見守っていただければと思います。」

【竹中同窓会長様あいさつ(要旨)】

「3年にわたるコロナ禍のなか、「蒼穹祭」が開催できることを大変嬉しく思います。ご努力いただいた関係者に感謝申し上げます。ご存じのように科学技術高校は、大正7年に創立した静岡工業高校と、昭和36年に創立した清水工業高校が、平成20年に再編統合し誕生した高校です。統合に際し、清水工業高校から持ち込まれたアップライトピアノが、科学技術高校の2階音楽室に使用されないまま眠っていました。このほど、小野校長先生の御尽力により調律し、15年ぶりに復活し、1階生徒ホールに設置されました。今流行りの駅ピアノならぬ「学園ピアノ」として、多くの方がピアノに接し、自由に奏でていただければと思っています。校庭にあります「泉の碑」とともに、同窓生にとって郷愁を感じるものになると期待しており、大変喜んでおります。ありがとうございました。最後に、同窓会に対しまして、引き続きご理解と御協力を賜りますようお願いしまして、ご挨拶といたします。」

 

復活したピアノと同窓会の皆様

☆科学技術高校☆