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3学期 始業式

1月5日(金)、3学期始業式を行いました。感染症対策のため、放送により実施しました。

【始業式講話から】

みなさん、おはようございます。新らしい年をむかえました。今年もよろしくおねがいします。

 はじめに、1月1日に発生しました「能登半島地震」により、お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆さま、そのご家族の方々に心よりお見舞い申し上げます。被災地の一日も早い復旧をお祈り申し上げます。また、世界の各地で、この瞬間も武力による紛争や内紛、様々な要因によって、命の危険にさらされ、不安な状況のなかで過ごしている方々が大勢います。こうして、新学期を迎えられることは、決して当たり前のことではありません。有難さについて、あらためて考えて過ごしていきたいと思います。

3学期始業式にあたり、お話させていただきます。

令和6年の学校生活の始まりです。令和5年は、新型コロナが5類に移行され、様々な活動がコロナ前の状態に戻りつつありますが、インフルエンザの流行もあり、いまだ全校で集まれず、このようなかたちでの始業式となっています。引き続き、気を緩めず、ひとりひとりが感染対策を徹底していきましょう。

受験を控えた3年生のみなさん。大学入学共通テストまであと8日。これまで積み重ねてきた努力の成果を存分に発揮できるよう、体調を整えて本番に備えてください。

さて、3学期は、一年間の学校生活の総まとめ、進級や卒業の上で大変重要な時期です。3年生は、あと21回の登校日を経て、卒業式を迎えます。同様に、1・2年生は、33日の授業日で、学年末試験となります。

夢や目標、志の実現に向けて、「今」を大切に、全力で取り組んで欲しいと思います。「今」というのは、これまでの「過去」の積み重ねであり、私たちの「未来」は、「今」の一瞬一瞬の積み重ねの先にあるものです。「そのうちに」とか「また後で」などと自分に言い訳をして、いい加減に過ごしていては、「未来」もいい加減なものになってしまいます。新しい年、そして3学期の始めにあたり、本校に入学した目的、自分自身の将来の夢や目標、「志」を再確認し、「今」の自分の在り方を見つめ直してみましょう。

そこで、いつも繰り返しお話ししていますが、あらためて、「未見の我」を見つけるための一歩を踏み出していきましょう。 

 

人は誰でも、自分の中に自分の知らないすばらしい自分が眠っています。しかし、人は皆、自分の中にある能力のほとんどを使わずに、まして気付くことさえないままに、その人生を終えてしまうのだそうです。

「未見の我」に気付くためには、自分自身を深く見つめ直し、外部の刺激に触れ、何かに本気に取り組むことが大切です。本気に取り組む時だけ、内に眠っている才能が発揮されます。「未見の我」と出会うために、「『微差』は『大差』」の実践をお勧めします。「自分の周りをいつもきれいにする」「人にはいつも笑顔で接する」「常に前向きな言葉を使う」「自分のやることに少しのこだわりを持つ」等々、ひとつひとつはどれも難しいことではないし、誰にもできることです。こうした「微差」を積み上げていくと、やがて大きな成果を生み出すことになります。

今日から始まる3学期の一日一日を、毎日ワクワクしながら、充実した高校生活を送り、それぞれが「未見の我」との出会いを楽しみに、「まだ見たことのない景色」を見にいきましょう。学校HPに、「校長だより」の最新号をアップしました。そこに、稲盛和夫氏の書かれた本のなかから、「プラス方向の考え方」という一節を紹介させていただいています。前向きな言葉、考え方を持つことで、素晴らしい人生にしていって欲しいと願います。 

では、講話の締めくくりとして、今年度1学期始業式で紹介したWBC試合前での声出しの言葉を使わせていただき、前向きに3学期をスタートしましょう。

「さあ、行こう!」

 

続いて、教務課、生徒課からの話がありました。

 

☆科学技術高校☆