2019年8月の記事一覧

8月9日 令和元年度 台湾海外研修 4日目

研修最終日、4日目です。

朝の時点で台風の接近によって公的機関の休業が発表され、それに伴い、多くの企業も休
業となりました。

本日の予定は、午前中に台湾総統府および龍山寺の見学をした後、桃園国際空港に向かい
帰路につきます。

台湾総統府は、一般参観が可能で、建物や歴史などを学ぶことができるようになっていま
す。残念ながら、台風接近によって総統府も休業であるため、バスの中から外観を眺める
にとどめ、龍山寺に向かいました。

ところでこの日、休業の影響で、車が少なくて道中快適でした。
ただし、すべての企業が休業となるわけではありません(社員からの印象は悪いそうです・・・)。
スーパーマーケットや映画館などは営業しており、休みとなった人たちは、午後から買い
物や映画鑑賞などに出かけるそうです(台湾のお店は午前11時開業)。

さて、龍山寺までやってきましたが・・・
 
台風のため閉鎖されていました。

龍山寺は、仏教・儒教・道教が合わさった寺院です。台湾では、このように多様な神様を
一緒に祀っているお寺が多くあるそうです。
(門の外で説明を聴きます)

急遽予定を変更し、本日も開放されている「行天宮」へ向かいました。
寺院は公的機関と異なり、各自で開閉を判断するそうです。
行天宮は、商業の神様として関羽が祀られているお寺です。
(お寺の概要やお参りの仕方を聴きます)

短い滞在時間でしたが行天宮を後にし、空港へ向かいます。

午前中の便は、遅延やキャンセルとなっていましたが、我々が乗る予定の便は、予定通り
飛びそうです。だいぶ早く到着したため、チェックインを済ませた後、空港内を自由散策
することに。
出国手続きのため集合した後、現地ガイドである黄(コウ)さんとはここでお別れとなりました。
4日間、私達の研修がうまくいくように、親切に対応してくれました。そして、台湾のことをわ
かりやすく丁寧に教えて下さいました。ありがとうございました。

(搭乗ゲート前で待機中)
飛行機は予定取り出発し、台湾の地を離れることとなりました。
現地時間14時30分(日本時間15時30分)に出発。
およそ3時間のフライトで、日本の富士山静岡空港到着は18時30分でした。
日本語が目に入り、聞こえてくると、帰国したという実感と安心感がわいてきました。

一部の生徒はここで保護者とともに直接帰宅するため、簡単な解散式をしました。
保護者の皆様、お迎えありがとうございました。

その他の生徒は、貸切バスで学校まで向かいます。渋滞もなくスムーズに進み、
20時30分、無事に学校へ到着しました。保護者と先生方に出迎えていただきました。
ありがとうございました。
 
(バスに乗り込みます)            (学校での解散式)

準備段階から現地での対応など、多くの方々の支えがあって、無事に研修を終えること
ができました。今後は、文化祭での研修発表に向けた活動が続きます。
この海外研修で得たことを少しでも多く還元できるよう努めていきたいと思います。

この研修にご協力いただいた皆様に厚く御礼申し上げます。
本当にありがとうございました。

8月8日 令和元年度 台湾海外研修 3日目

研修も後半となりました。三日目です。

台風の影響で、朝から強い雨が降ったり止んだりという不安定な天気でした。
本日は、現地の企業訪問として、パソコン・周辺機器メーカーである「GIGABYTE(ギガバイト)」の工場見学と、
「国立故宮博物院」の見学を実施しました。

桃園県平鎮市にあるギガバイト南平工場は、台北市から西へ車で1時間程度のところにあります。
ギガバイト製品は日本でもよく知られており、パソコン部品のマザーボードやグラフィックカードなどが有名です。
見学前にレクチャーを受け、その後工場内を案内していただきました。工場内では、ボード上に電子部品を実装する
工程から、オーブンのような装置ではんだ付けする工程、目視と機械によるチェックや動作テストをする工程、完成
した製品を梱包し、ダンボールに詰め込む工程までを見学することができました。

 
(ロビーに入るとヒートシンクやメモリのスロットを使って作られた工場の模型がお出迎え)

 
(熱心にレクチャーを聴く生徒たち)       (案内していただいた企業担当者の方と)

工場見学の後に台北市内に戻り、昼食をとりました。本日のメニューは飲茶です。
午後は、国立故宮博物院を見学しました。ここにはおよそ70万点の美術品を所蔵されており、翠玉白菜(虫がとまっ
た白菜の形に彫刻した翡翠)や肉形石(豚の角煮を模した彫刻)が有名です。限られた時間の中、現地のガイドさん
が上手に解説してくださいました。

実は本日、「忠烈祠」を衛兵交代式を含めて見学する予定でしたが、強い雨のため断念。予定を変更して「カルフー
ル(家樂福)」を訪れました。カルフールは、台湾全土に展開する大型スーパーマーケットで、食材から日用品まで
何でも揃うお店です。台湾に住む人たちの生活を垣間見ることができることができました。また、買い物に挑戦する
生徒もおり、楽しい時間を過ごすことができました。

夕食は北京料理をいただきました。こういった食事は今夜が最後です。悔いのないように食べましょう。
 

 (北京ダックもいただきました)


明日はいよいよ最終日です。台風の影響が心配ですが、臨機応変に安全第一で対応してまいります。
よろしくおねがいします。

科学技術月間の科学イベントに参加しました (物質工学研究部)

 8月5日(月)物質工学研究部の生徒達が、清水区にある岡生涯活動センターにて行われたイべント「キラキラ☆雪が降るオブジェつくり」で、テンポドロップ作成の講師をしてきました。
 テンポドロップとは複数の化学薬品をアルコールに溶かしてガラス瓶に閉じ込め、天気に よってガラス瓶の中の結晶が変化するのを楽しむインテリアです。
 本イベントは静岡科学館る・く・るが主催したしずおか科学技術月間の科学イベントに参加したもので、当日は小学1年生から6年生まで、39人の子供達が参加し、物質工学研究部の生徒達と協力しながらテンポドロップを作りました。子供たちからは、もっとやりたいという声も上がり、化学をベースとしたものづくりに興味をもってくれたようです。またテンポドロップとは別に、オブラートを使っての曲面印刷を説明すると、早速テンポドロップのガラス瓶の側面に印刷する子もいて、そのアイディアには驚かされました。
 講師の高校生、参加した小学生共々、夏休みの貴重な体験になったことと思います。 

                                     

                          

 

8月7日 令和元年度 台湾海外研修 2日目

海外研修二日目です。

天候は晴れ。午後は雨が降りましたが、移動中だったため行程には影響せず。
本日は、国立羅東高級工業職業学校との交流、そして九フン(フンは人偏に分)の観光を
実施しました。

羅東高校では、多くの先生方と生徒たちに出迎えられました。
なかには、昨年本校へ交流に来てくれた生徒さんもいらっしゃいました。
歓迎式典を行った後、タピオカミルクティーづくり体験と、レーザー加工機で彫刻体験。
そしてレストランにて昼食会が催され、親睦を深めることができました。







昼食時にサプライズ!
本日誕生日の生徒がいたため、バースデーケーキを用意してくださいました。一生の思い出ですね。

はじめはお互いに緊張した雰囲気でしたが、昼食時には打ち解けて、笑顔で会話する姿を見ることができました。
今秋には、羅東高校の生徒たちが訪日し、本校へ交流に来てくれる予定です。再会するのが楽しみですね。


そして、午後は台湾北部の新北市の山間部にある「九フン」へ向かいました。九フンは19世紀末に金山として
栄えたものの、1971年に採掘量の減少から閉山。一時衰退しましたが、1989年に映画のロケ地となったことから
再び脚光を浴び、観光地として復興しました。
 
(有名な赤い提灯と急な石段)    (商店がひしめき合っています)


(商売繁盛の関公を祀った「聖明宮」)


九フンの観光を終えて台北市へ戻り、夕食をいただきました。本日は江浙料理です。美味しい!
 

夕食後にホテルへ移動し、本日の行程は終了です。
明日もよろしくおねがいします。

8月6日 令和元年度 台湾海外研修 1日目

本日から海外研修が始まりました。
早朝にも関わらず、お見送りいただいた保護者の皆様ならびに先生方、
ありがとうございました。

本校を予定通りに出発し、中部国際空港まで渋滞もなく到着しました。
CHINA AIRLINEの飛行機で出発し、およそ2時間半のフライトで台北桃園空港へ到着。

(もうすぐ着陸)

飛行機を降りてから目に映り、耳に入るのは日本語ではない言葉。改めて、海外研修に来たことを実感しました。
天候は晴れ。日本と変わらない蒸し暑さに少し安心(?)

空港で現地のガイドさんと合流し、貸切バスで本日の見学施設である台北市内の「中正紀念堂」に向かいました。

(いよいよ、始まります!)


「中正紀年堂」では、蒋介石の席坐像が鎮座する本堂を見学しました。
巨大な銅像はもちろんですが、大理石造りの壁面、天井の木工細工は圧巻です。
また、「衛兵交代式」も見学することができました。

(本堂内。像の両脇に立っているのが衛兵です。)


(本堂を背に)

さて、中正紀念堂の見学を終えた我々は、明日の羅東高校との交流を前に、
台湾東部の宜蘭(ぎらん)県へと向かいました。
台北は工業が発展した近代都市である一方、宜蘭県は農業や漁業が盛んだそうです。
工場もないため、水がきれいで農作物が美味しいとのこと。

本日の夕食は、ここ宜蘭県にて台湾の郷土料理をいただきました。

(美味しい料理に舌鼓)

その後、ホテルへ移動し、本日の行程は終了です。明日からの研修に備えゆっくり休んでください。

明日からもよろしくおねがいします。