学校の出来事

進路に関する2年生の学年集会が行われました

 3月8日(月)学年末試験の終了後、2年生は進路に関する学年集会が行われました。
 先ず学年主任の先生から1年間を振り返り、次のような話がありました。各行事がコロナ禍の影響を受けたこと。これに関連しインターンシップや大学のオープンキャンパス等直接体験する機会が少なかったことが心配である。また進路については自身のことなので主体的に考え取り組むこと。
 次に進路課の先生から、先ず本年度の進路活動の状況として、新型コロナウイルスの影響、進学においては、さらに入試制度改革の影響を受けたとの話の後、来年度の進路活動に向け、進学、民間企業への就職、公務員試験の3つの進路活動について、各々ルールや注意点について重要かつ詳細な説明がありました。
 進学について:今年から始まった入試制度の変更点。これからすべきこと。大学4年間にかかる費用、その他進学活動に対する注意事項。
 民間企業への就職について:就職活動の日程とこれにかかわる注意点。この時期にしておくべきこと。求人票の見方について等。
 公務員試験について:民間企業への就職活動との違いや注意点。
 今回の学年集会で、進路に関して良い結果を得るためのスタートは既に切られているというお話がありました。学年末試験以降の時間を使い、進路に関する情報収集等の活動を、主体的に行っていくことが望まれます。

               

        

 

★機械工学科3年生2名が「アート作品コンクール」で優秀賞を受賞しました★

  静岡県溶接工業協同組合主催の令和2年度 「アート作品コンクール」作品募集に、本校機械工学科3年の生徒7名が3つの班に分かれ3作品を応募しました。

 県内7校、計21作品の応募があり、本校機械工学科3年の杉山君、山森君が作成した、「Metallic fish」が優秀賞を受賞しました。ここに紹介させていただきます。
 

 生徒は課題研究のテーマを溶接アートとし、3年間の実習で習った、溶接加工・レーザー加工・旋盤加工・手仕上げ(やすりがけ)等により作品を製作しました。各実習や各検定の内容を活用した3年生ならではの作品が完成し、充実した時間となりました。

 宇佐美君、武田君、松下君が作成した「天下とるトンボ」、
 

成田君、山本君が作成した「カブ&クワ」も紹介させていただきます。
 


《参考・このコンクールの募集要項》
作品テーマ
・「昆虫」または「動物」で作品中に「溶接加工」をしてあるもの。
・作品の大きさは、500mm×500mm×500mm以内とし、10kg以内であるもの。

第13回卒業証書授与式が行われました

 3月1日(月)第13回卒業証書授与式がコロナ禍の中、二部構成で行われました。
 第一部は放送を通じ全科共通で行われました。まず副校長先生による開式の辞の後、学年主任の先生により、本年度の各科の卒業生数及び総数が356名であることが紹介され、その代表者が呼名されました。そして卒業生の代表に校長先生から卒業証書が直接授与されました。続いて、校長先生による式辞、2年生の代表による送辞は録音が放送され、卒業生代表による答辞の後、教頭先生による閉式の辞となりました。最後に学年主任の先生から保護者の皆さんと卒業生に向け挨拶があり、第一部が終了しました。校長式辞、送辞、答辞、学年主任挨拶の要約を以下に記します。

【校長式辞】卒業おめでとうございます。今年の卒業生が在籍した3年間は、地球温暖化によるものと思われる自然災害等、これからの生き方価値観に大きな影響を与える出来事がいくつかありました。また、2020年は新型コロナウイルス感染リスクが、私たちの日常生活に大きな影響を与えました。このような多発する自然災害に代表される環境問題や、新型コロナウイルスへの対応は、持続可能な社会の開発目標に向けて、世界が協動して取り組まなくてはなりません。皆さんはこのような社会に羽ばたいていくことになるのです。看過できない多くの課題を抱える中で、様々な思惑が渦巻く社会を生き抜くためには、持続可能な社会の実現に向けての多角的視野、自分軸での思考、逆境に立ち向かう勇気と発想が求められ、若い科学者技術者への期待は膨らむばかりです。胸を張り自信を持って自分の道を歩んでいって欲しいと思います。皆さんの限りない発展、幸多からん事を祈念しています。

【送辞】3年生の皆様卒業おめでとうございます。初対面の対面式から共に過ごした日々を思いだし、部活動で学んだ立場の異なる人々個々の気持ちを考えて行動することや、また蒼穹祭で学んだ盛り上げようという熱い思い等を、私達が受け継いでいきます。
 今年度はこれまでの日常が一転し、様々な異なること経験がないことがおこる年となりました。このような時においても、皆さんは先輩として、私たちの一歩前を歩きお手本となり、引っ張ってくれ心強い毎日でした。
 これから歩む道でも思いがけないことがあった場合には、本校での日々を思い出してください。高校時代の経験が未来を切り開く力になるはずです。私たちは先輩が築いてくれた思いを受け継ぎ発展させ後輩に繋いでいきます。

【答辞】期待と不安に胸を膨らませ正門をくぐったあの日からの3年の日々はあっという間に過ぎていきました。1年では多くの友達ができ打ち解けあい、先輩と共に体育祭を思い切り楽しみました。2年では後輩もでき、先生や先輩の支えもあり確実に先輩として成長していく事ができました。修学旅行では平和学習を通して平和の尊さ感じ、また友と過ごした時間は一生忘れられない思い出です。最後の1年間、コロナ禍により長期休みから始まり、体育祭は中止となりましたが、開催された蒼穹祭ではクラス一丸となって取り組みました。この時感じた喜びと深い絆は鮮明な記憶として残るでしょう。
 今日卒業の日を迎えることができたのは、先生方の指導、日々支えてくれた家族のおかげです。感謝しています。在校生の皆さんは、科学技術高校の伝統を次の世代に繋いでいってください。これまでまたこれからできる思い出を大切に、楽しい高校生活を送ってください。
 これからそれぞれの進路に向かって羽ばたいていきます。苦難や困難も科学技術高校で学んだ事を思い出し乗り越え、また友と思いでを大切に未来の形を作っていきたいと思います。 

【学年主任挨拶】卒業おめでとうございます。保護者の皆さまには様々な形でのサポートありがとうございました。生徒の皆さん3年間楽しいことつらいことが多々あったかと思います。勉強の内容は忘れてしまうかもしませんが、学校生活でチャレンジし続けた経験やそのとき抱いた感情の起伏は精神の根幹を担う核心の礎となり、その後の人生を生きていくうえで少なからぬ力となります。困難を自らの力で乗り超えていくことは大事ですが、それ以上に心身共に健康を維持しながら人生をおくることが大事です。教職員も皆さんの幸せを願ってます。困ったことがあったら相談に来てください。一人で抱えきれないときは、遠慮することなく頼ってください。
 努力なしに大きな成功が得られることはありません。コロナ禍で迎える新しい生活の中で人生の舵をきっていく姿をいつまでも見守っています。

      

      

               

 

 卒業証書授与式の第二部は、各科毎に行われ、生徒全員に卒業証書授与され、その他証明書等配布、表彰、教職員の卒業生に対するお祝いの挨拶等が行われました。

      

        【機械工学科】                【電気工学科】

      

         【ロボット工学科】              【電子工学科】

      

         【情報システム科】              【建築デザイン科】

      

         【都市基盤工学科】               【物質工学科】

      

         【理工科】

卒業式の練習、各種表彰、また放送を通じて同窓会入会式が行われました

 2月26日(金)3年は、各クラスごとに卒業証書授与の練習と各種表彰、また放送を通じて同窓会入会式が行われました。
 卒業証書授与の練習では、作法と動線の確認が行われました。表彰では高校生活3年間の活動で、顕著な成果を上げた生徒に対し、表彰が行われました。なお表彰については、卒業式と合わせて行うクラスもあるようです。
 同窓会入会式では会長から「本校の同窓会は約45,000人の会員を擁し、多くの分野で活躍している。今年の卒業生はコロナ禍を乗り越え大変な苦労をしてきた、この経験は貴重な財産となると確信している。今後新しい生活様式により、人との接触が制限されるが、コロナ対策に万全を期し、友人との交流を続け友情を育んでください。」との挨拶の後、各クラス1名の同窓会賞受賞者が呼名され、代表の生徒に賞状と記念品が贈呈されました。
 卒業後も3年間を共に過ごした友との絆を大切に、また同窓生の一人として先輩方と協力し、地域社会に貢献できる人材を目指してほしいと思います。

      

 

3年生が久しぶりに登校しました

 3年生は学年末試験後家庭学習日となっていましたが、2月25日(木)2週間ぶりに登校し、高校生最後の行事である、2月26日(金)の各種表彰式、同窓会入会式、3月1日(月)の卒業式に備え、頭髪服装指導、各種配布物配布や諸連絡が行われました。
 久しぶりのクラスメートとの再会に、和気あいあいと会話を交わす姿や、担任の先生に進路に関する報告する姿が見られ、3年のクラスがある階に活気が戻りました。