学校の出来事

★ロボット工学科3年・課題研究発表会が行われました★

 令和3年1月21日(木)に本校工業科の先陣を切って、ロボット工学科の「課題研究発表会」が行われました。

 「課題研究」とは、本校工業科3年生及び理数科2年生が、週3時間全員履修する科目で、大学の「研究室」「ゼミ」のようなものです。各学科内で、研究テーマに沿って教員の指導のもと少人数で研究を続け、その成果を年度末に発表します。また発表会では、来年「課題研究」を履修する2年生も聴講し、来年度の研究イメージをふくらませます。また多数の保護者も見学に来てくださいました。発表会の進行を生徒が務めるのも、この課題研究の特色となっています。
 これから数回に分けて、各学科の課題研究の様子をご紹介します。
 すべての研究班の作品をご紹介は出来ませんが、出来る限り多くの作品を取り上げたいと思います。

今回の司会は、ロボット工学科3年生の紅林君が務めました。

 ※すべての発表の写真が載せられず申し訳ありません。

1班は、電子音ではなくピアノ音が鳴るように、さらには和音(2つ以上の音を同時に鳴らして合成された音)が出来るように工夫され、さらに低価格で完成度高く製作された『大型電子ピアノの作製』。
 
2班は、昨今発展・普及が目覚ましく、各社こぞって新作を発売するようになった自動掃除ロボットを、低価格で作製し、かつより滑らかに移動するよう工夫された『自動掃除ロボット「オオタ君2号」の製作』。オオタ君とはこの研究班のリーダー生徒から由来した名前だそうです。このグループは昨年12月に掛川市で行われたロボット大会にも参加し、その様子も伝えてくれました。

3班は、ラズパイ(ラズベリーパイ)を使ってカメラが手の動きを認識することで、撃ったか撃っていないか判別して射的を楽しむ『ラズパイによる射的』。
 

 

4班は、LED52個を使って信号機を制御する模型を製作した『PLC制御を用いた信号機模型』。
信号機にLEDを通して、土台と信号機を金具で取り付け、端子台とPLCに配線して組み立てました。
 
5班は、先述したラズパイで制御され、スマートフォンを使って前後左右の操作が可能、車体前面についたクイックルワイパーでお掃除してくれる自動掃除ロボットを製作した『ラズパイお掃除ロボットの制作』。まずはラズベリーパイとは何か、そこの説明から入ってくれて聞いている側にはわかりやすかったです。
 
6班は、実用化されている3DCADのドローンを出来る限り忠実に再現しながら、安全性を重視し、外殻はオリジナルのものを作った『3DCADを用いたドローンの製作』。実際に飛んでいる場面の動画も見せてくれました。終始低空飛行になってしまったことが反省点だったようです。
 

 

7班は、船舶に興味を持った班員たちが、3年間本校で学んだ電子・情報・機械分野の知識に加えて新たに船舶工学も学習し、小型船舶模型を作った『遠隔操作小型船舶模型の製作』。
 

8班は、新型コロナウイルス感染症拡大に世界が苦しみ続ける昨今、特に飲食業界では感染防止が重要な課題となっていて、その解決策の一助として感染防止機能を備えた新しい生活様式に沿ったドリンクサーバーを製作した『ウイルス感染防止機能付きドリンクサーバーの製作』。ドリンクサーバーにグラスを置くと光センサーがグラスを感知し深紫外線LEDが照射されグラスを殺菌、好きな飲み物のパネルに手をかざすと(触れません!!)センサーが反応し出力信号がポンプモーターに送られてボトルから空気圧で飲み物が押し出され、一定量グラスに入るという画期的なサーバーです。(画像がなくて申し訳ございません。)

9班は、誰しもが子供のころ食べた(株)やおきんの大ヒット商品・うまい棒の自販機を出来るだけ再利用の材料を使いながら製作、文化祭等で来場者に楽しんでもらうコンセプトで作った『うまい棒専用自動販売機』。

10班は、こちらも掃除ロボットの製作ですが、この班は階段掃除のロボット。非常に難しい機能を搭載せざるを得ない状況になり、階段を登る機能に重点を置いて作った『階段掃除ロボットの製作』。

11班は、コロナ禍で3密を避けるため今まで以上に人間の代わりとして重宝されるであろう産業用ロボットであるが、普及がなかなか進捗していかない一因として挙げられる「ティーチング(教示作業)への理解が深まらないこと」について、米津玄師さんの「パプリカ」の振り付けをデータ化してロボットに覚えさせて楽曲に合わせて踊らせるなど様々な特色や機能、または短所なども研究した『産業用ロボットによるパフォーマンスの研究』。

 どの発表も非常にクオリティーが高く、目の付け所が違うものが多かったです。

 この様子は図書室のモニターにもライブ配信されて、3年生が仲間の発表を間見守っていました。
 

 この研究を卒業後の進学先・就職先でも生かしていって欲しいです。

 次回の研究会は、建築デザイン科、1月22日(金)午後になります。

★第40回建設論文で本校建築デザイン科1年生8名が入選しました★

(一社)静岡県建設業協会が主催する「第40回建設論文」コンクールに本校建築デザイン科1年生が応募し、2名が佳作、6名が努力賞を受賞、この度本校で表彰式がありましたのでご報告します。
建築デザイン科の生徒は夏季休業中の課題として1年生が全員取り組みました。
 コンクールの概要は次の通りです。

      主催: 一般社団法人 静岡県建設業協会 
   論文テーマ:『災害に強い街づくり(わたしの街をこうしたい)』400字詰め原稿用紙3~5枚程度 
     参加校:6校 
     作品数:262作品の応募 総入賞数:19名

1月20日(水)放課後、(一社)静岡県建設業協会昭和会代表幹事 平井敏晃様が来校し、
受賞者に賞状を渡してくださりました。

  佳 作    入江 さん    黒田 さん 

  努力賞    大石 くん    宮本 さん

         佐々木くん    園田 さん 

         山下 さん    向島 さん


また本校にも感謝状が贈られました。         
      
 
 
受賞者の方々、おめでとうございます。これを励みにますます勉学に頑張ってください。

 

お祝い 静岡県教育長賞受賞!

静岡県高等学校工業教育研究会 生徒研究発表会

教育長賞受賞

1月13日(水)クリエート浜松にて、静岡県高等学校工業教育研究会主催の生徒研究発表会が開催されました。

県内の各工業高校の代表が発表し、本校ロボット工学科3年「産業用ロボットによるパフォーマンスの研究」が、静岡県教育委員会教育長賞(最優秀賞)に選ばれました。この研究は、産業用ロボット(ファナック製)をパブリカの音楽に合わせて踊らせるもので、多くの人に感動を与えました。

 ロボット工学科3年 白鳥夏輝、増田泰杜、中原健斗、原田紘汰

 

 

大学入学共通テスト受験者への激励会が行われました

 1月15日(金)放課後、理数科および工業科の大学入学共通テストを受験する生徒に対し激励会が行われ、校長先生から次のような激励の言葉を頂きました。
 「センター試験に代わり新しく始まる大学入学共通テストの第一期生である3年生は、当初予定されていた英語の民間試験の活用や記述式問題の導入が見送りとなり、2年生の秋ようやく試験内容が決まるという試練、また新型コロナウイルスの影響で春には臨時休校、最近では新型コロナウイルスの感染拡大による試練をうけている。このような中、本校では毎日7時間授業や土曜講座等を実施し、共通テストで求められる「思考力・判断力・表現力」に対する準備をしてきた。        
 共通テストを受験する生徒の中には、共通テストの結果を使い進学を目指す真剣勝負の人と、自分の客観的な立ち位置を知ろうとする人がいる。いずれも自分の実力を知ることは重要。自分の力を知り、不十分な部分を大学入学までに補っておくこと。
 共通テストでは、これまでの学習で蓄えてきたものをすべて出し切って、自己実現につなげてくれればよいと考えている。頑張ってください。」 

 最後に進路課の先生から、試験当日の持ち物、気持ちの持ちよう等のアドバイスや注意があり、解散となりました。
 共通テストの2日間はこれから歩む人生を左右するうえで重要となります。持っている力を発揮できるよう頑張ってください。

      

      

 

 

★情報処理研究部でwebサイト制作講習会が行われました★

 令和3年1月8日(金)に本校でweb制作会社である(株)Bonds(静岡市葵区御幸町)様との共同企画である
「かっとば瀬名」のwebサイト制作講習会が行われました。
 


 「かっとば瀬名」は静岡市葵区瀬名地域の地域活性化を目的としたwebサイト制作プロジェクトです。

 

 webサイトには瀬名地域にある飲食店を紹介するページがあり、一般的な店舗紹介とは異なって、
高校生の視点で紹介するページを制作しています。

 今回はすでに事前に取材したお店をwebページにする部分が行われました。(株)Bonds様のデザイナーの方々の
指導をもとに、本校情報処理研究部の生徒は事前に準備していただいたインターネット上にある
WordPress(CMSの一つ)に取材内容を登録する作業を行いました。


 

 生徒たちは自分たちで取材してまとめた内容がネット上のwebページになる工程を体験することが
出来ました。

 当日は静岡あさひテレビ様の取材も入りました。後日、この様子がテレビで紹介される予定です。